お寺について

昨今、自由葬や無宗教での葬儀なども少しずつ増えてきてはいますが、日本でのお葬式と言いますと、お寺様にお越し頂いて・・・というスタイルが圧倒に占めています。そこで、ここではお寺に関することをご案内いたします。

菩提寺

菩提寺とはご先祖さまのお墓があるお寺、またはご先祖さまのご供養のために新たにお墓を求めたお寺で、葬儀や法要を依頼するお寺のことです。お葬式を行う際、菩提寺がある場合には、そのお寺に通夜、葬儀・告別式の2日間お願いすることになります。

菩提寺が遠方にある場合

時折、「菩提寺はあるが、遠方なので来てもらうのは悪い気がする」というご家族もいらっしゃいますが、それでも菩提寺には一報を入れた方が良いでしょう。遠方であっても、「そちらに行く」とおっしゃるお寺もいらっしゃいますし、もしくは「遠方だから、近隣で同じ宗派の寺院を紹介します。」とおっしゃるお寺もいらっしゃいます。

遠方だからと遠慮して、訃報の連絡をせず、納骨の際に初めてお寺にそのことが伝わり、トラブルになったケースもございます。菩提寺が遠方であっても、連絡は必ずしておいた方が良いのです。

菩提寺がない場合

菩提寺はないけれど、お寺を呼んで葬儀をしたいというご家族もいらっしゃいます。例えば、「うちは分家だし、遠い実家の菩提寺ではなく、この近辺でお願い出来るお寺はないか？」といったご家族もいらっしゃいます。 そういった場合、東洋典礼にて近隣のお寺を紹介することも可能です。

ただ、実家との関係が悪くなることも想定して、よく相談されお決めいただくことをおすすめいたします。また、お寺と申しましても様々な宗派がございますので、この宗派はご家族にお決めいただくこととなります。この場合、実家の菩提寺の宗派に合わせることが通例でございますので、予めお調べいただいた方が良いかもしれません。

お布施について

「お布施っていくら必要なんですか？」といった質問をいただくことがあります。 申し訳ありませんが、これはお寺や、お寺とご家族とのご関係などによって一概にいくらとは申し上げられないのが実情でございます。

そこで、思い切ってお寺にお聞きいただくことをおすすめいたします。多くの場合、きちんとお答えをいただけるようです。経済的なご事情がある場合もお寺に相談されることをおすすめいたします。